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勉強ができない子を持つ親の気持ち

去年の10月ごろ、ノッコの担任の先生と二者面談があった。

そこでノッコの学校での様子や、勉強についての話を伺った。

先生のお話によると、ノッコは学校では何の問題もなく友達と楽しくすごしているようだった。

よかった、、。

算数も、今のところは何とかついていけてるとのことだった。

「でもですね、、。」

先生がそう切り出したところで、

(ああ、やっぱり読み書きがちょっと遅れてるんだな)と思った。

一年生を2回繰り返して今2年生のノッコは、2年生になりたての頃は問題なくクラスについていけているようだった。

でも学期が進むにつれ、勉強に遅れがでてきているのはなんとなく分かっていた。

「この間、二年生の総合テストがあったんですが、」

「はい」

「ノッコちゃんの読解力は、まだ一年生の終わりぐらいのレベルなんです。」

「えっ? そうなんですか?」

「はい、2年生に上がったばかりの頃よりはかなり読めるようにはなってきてるんですが、それでも2年生のスタンダードにはまだ達していない感じですね。」

「そうなんですか、、、。」

その先生の言葉を聞いて、正直私は愕然としてしまった。

今2年生のノッコが、本来のお友達(今の3年生)より遅れていることは分かっていた。

でも本を読むのもだいぶ上手になっていたし、長い文章も書けるようになっていたので、すっかり今のクラスメートのレベルには達しているのだろうと思い込んでいた。

それがまだ2年生のレベルにも達していなかったなんて。

本来は3年生であるはずのノッコが、まだ1年生のレベルだなんて、、。

「ノッコちゃんの弱いところはですね、」

思わずボーっとしてしまった私の気を引くように、先生は続けた。

「語彙の少なさと、読んだものの内容を理解して質問に答える能力ですね。」

「はい、、、。」

先生に先日受けたテストを見せてもらうと、同意語や反意語の問題がほとんど全滅で、文章を読んで答える問題もボロボロだった。

「ノッコちゃんは、だいぶスラスラ読めるようにはなってきたんですが、自分が何を読んでいるのかを理解せずに、ただ読んでいるだけという感じですね。」

「はい、、。」

「お家でも、お夕飯のときの雑談などで“この単語の意味分かる”と聞いてみたり、読み聞かせをしたあとに“この人はどうして怒ってると思う?”など質問をして確認するといいと思います」と先生は提案してくださった。

「分かりました。ありがとうございます。」

そう言って先生のオフィスを出たあと、駐車場まで歩きながら私はひどく落ち込んでしまった。

こんなに毎日一生懸命勉強しているのに、どうして?

少しずつクラスメートとの差が縮んでいるんだとばかり思っていたのに、、。

泣き叫ぶノッコをなだめすかしながら、毎日なんとか宿題を終わらせている私は、なんだか絶望的な気持ちになってしまった。

ノッコは、学校で週4日も算数と読み書きの補習のクラスに行っている。

朝起きたら単語の練習をしてるし、学校から帰ったら宿題をして本を読んでいる。

これだけでも、もう一杯いっぱいなのに、

これ以上、ノッコにどうしろというのだろうか。

これ以上、私にどうしろというのだろうか。

私はなんだか色んなことが一気に嫌になってしまい、全てを投げ出してしまいたいような衝動に駆られた。

今までも、こんなことは何度となくあった。

ノッコの勉強のできなさにがっかりして、絶望的な気持ちになったこと。

でも今までは2−3日もすると「でもノッコはノッコのペースでやっていけばいいんだ」と自分に言い聞かせ、なんとか気持ちの切り替えをすることができたのに、なぜか今回はその落ち込みからいつまでも抜け出すことができずにいた。

そんなある日、

私は子供達をあるお店に連れて行った。

そのお店は親は立ち入り禁止で、店員さんに手伝ってもらいながら子供達だけでおじいちゃんとおばあちゃんへのクリスマスプレゼントを買えるというお店だった。

私はノッコに10ドル、風太に10ドルを渡して、

「ノッコちゃん、ママ、今ノッコちゃんに10ドルあげたね。グランマとグランパ二人にプレゼントを買うから、それぞれにいくらずつ使っていいのかな?」と聞いてみた。

するとノッコはしばらく考えてから、

「2ドル」と答えた。

「うーん、違うな。10ドルを二人につかうんだからさ、10ドルを半分にしなくちゃ。」

「12ドル」

「10ドルより増えることはないよ。」

そんな会話を横で聞いていた風太が、

「5ドル!」と元気よく答えた。

「そうだね。グランパに5ドル、グランマに5ドル使っていいんだよ。」

私がそういうと、二人は「わーい!」とはしゃいでそのままお店に向かって走って行った。

そんな二人の後ろ姿を見ながら、私は何だか泣きたいような気持ちになってしまった。

どこにもぶつけようのない、何ともやるせない思いで胸が一杯だった。

そしてふとお店の方に目をやると、何やらノッコが店員さんと揉めているのが見えた。

どうやら店員さんが値段の説明をしているのに、ノッコがそれを理解できずに喚いているようだった。

(ノッコは、もうだめだ、、、。)

その時、私の中で何かがフッと切れてしまったような気がした。

それはまるで飛んでいってしまった風船のように、

もう二度と私のところに戻ってくることはない

そんな何かだった。


つづく



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さわこ

Author:さわこ
在米のさわこです。売春、ドラッグ、破談などの障害を越えてようやく家へきたノッコと風太の養子縁組のお話を綴っていきます。

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