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風太の幼稚園初日

皆さん、またまたご無沙汰いたしました。
日本での滞在2日目の記事をアップしたあとそのまま放置状態になってしまいました。それからあっと言う間に月日が流れ、私たち家族はもうアメリカに帰ってきてしまいました!

日本にいる間けしてブログを書いている時間がなかった訳ではなかったのですが、毎日あまりにも疲れすぎて何をする気にもなれなかったのです。それに実家は足の踏み場もないくらいごちゃごちゃしていて書いているスペースがなかったし、私がリビングでコンピューターを開くと「あのね、さわちゃん」と母親がすぐに話しかけてくるので、落ち着いて書けなかったという理由もあります。

アメリカに戻ってから仕事が一つ入ってしまい、もしかしたら時間がとれないかもしれませんが、以前よりはマメにアップしていきたいと思います。

よろしくお願いいたします。

                                  ◇


風太の幼稚園は金曜日からだったので、木曜日に耳鼻科から帰ったあと幼稚園に必要なものを買いに行った。

「1ヶ月だけですから、そんなに揃えなくてもいいですよ。」と先生達は言ってくださったけど、きっと風太がみんなと同じものを持ちたがるなと思ったので、とりあえずリストにあるものは全て買い揃えることにした。

うわばき、お道具箱、ねんど、粘土用マット、はさみ、、、、、、、、 と、そのリストは延々と続き、両手に袋いっぱいの買い物になってしまった。

そして金曜日に風太を幼稚園に連れていくと、担任の先生達が温かく風太を迎えてくれた。

周りのお友達も「風太くんだー!」と叫びながら風太の周りに集まり、朝学校に着いたら何をしなくちゃいけなのかを風太に見せようとしてくれた。

風太のクラスには「イーちゃん」というインド人の女の子がいて、この子は5歳児なのにまるでクラスの風紀委員のように「これしなくちゃだめ!」と他の子を正していた。

このイーちゃんがえらく風太のことを気に入ってくれたようで、カバンの置き方やぼうしの掛け方などを「これはここで、これはここね!」とぴったり付き添って一つ一つ教えてくれた。

それでも風太は始終緊張しっぱなしで、一時も私の手を離そうとはしなかった。

そして私が教室を出ようとするとしがみついて嫌がるので、結局最初の一時間ぐらいは私もクラスに残って様子をみることにした。

しばらくすると風太がトイレに行きたいと言い出したのでおトイレを借りると、懐かしの小さいスリッパー達がそこに!

青いのが6足、ピンクのが6足、そして先生用のが2足、きれいにこっちを向いて並んでいた。

そして園児用の個室と洗面台。

かわいすぎるー。懐かしすぎるー!

風太もうれしそうにその中の一つに入り、小さいドアを開けたり閉めたりしていた。

トイレから出てくると子供達は片付けを始めていたので、風太もみんなと一緒に片付けを始めた。

そのあと朝の会が始まり、クラスの子供達は一人ずつ風太のために自己紹介をしてくれた。

「やまだ たろうです!」

とっても大きな声で元気よく自分の名前を言える子がたくさんいてビックリ。

最後に先生は「じゃあ、風太君前に来てくれるかな?」と言い、そこで「風太くんはどこから来たの?」とか「何歳?」などと質問を始めたけれど、風太はとにかく恥ずかしがって固まったまま何も言えなかった。

「じゃあ、慣れてきたら少しずつ風太君のことを話してね。」

先生はそう言って風太を席にもどし、そのあとみんなで朝の歌を唄い始めた。

その辺で私ももう大丈夫だと思ったので、先生に目配せした後そのまま教室を出た。

ドアのところで風太にバイバイをすると、ちょっと不安そうな顔をした風太も、もう私を引き止めることはできないと思ったのか、そのまま諦めたように笑った。

私は幼稚園を出てからも「風太大丈夫かなー」と、その後の風太の様子をずっと心配していた。

今回の帰国および体験入学で一番心配していたのは、やはり子供達が学校嫌いになってしまうことだった。

「日本の学校大っ嫌い」とか「もう学校に行きたくない」とか「もうアメリカに帰りたい」と毎朝泣いてぐずるようになったらどうしよう。

そしてもしもそんな風になった場合、そんなに辛い体験入学を無理して子供達に続けさせていいものか。

そんな先のことを心配しては、二人が学校生活にうまく馴染んでくれることを祈ってばかりいた。



風太の幼稚園初日は「お試し日」だったため、朝の2時間だけ幼稚園に預けて11時には彼を迎えに行った。

ドアの前のベランダにちょこんと座って私が迎えにくるのを待っていた風太は、私の顔を見ると「ぶわーっ」と笑顔になり、「ママ〜」と言って駆け寄ってきた。

「風太くん、幼稚園楽しかった?」私がそう訊くと、

「うん!」と風太はうれしそうに答えた。

そしてクラスのお友達と一緒に箸を使って給食を食べたいと小さな駄々をこねた。

「あはは、給食のいい匂いがしたからお腹すいちゃったんだね。今日は給食食べないで帰るけど、来週からは毎日給食が食べられるよ。」

そう私が言うと、風太はちょっとがっかりしたような、ちょっと恥ずかしそうな顔をした。

「今日風太はどうでしたか?」

私が先生にそう訊くと、

「とても楽しそうにしていました。最初はやっぱりちょっと緊張してましたけど、だんだんお友達とも馴染んできて、魚釣りをしたり遊具で遊んだり。」

「そうですか、よかったぁ。」

「風太君が来る前からみんなには“仲良くしようね”とか“色々教えてあげようね”と話してきたので、みんな風太君と話したくて仕方がないようでしたよ。風太君は恥ずかしがってほとんどあまり話さなかったですが。元々おとなしいタイプなのかな。」

(えっ? 風太がおとなしい? いえ いえ いえ、とんでもない!)

「最初は緊張してあまり話さないだけですよ。まだ日本語があまり上手じゃないし。でも慣れてくるとかなりうるさくなるので覚悟しておいてくださいね。」

「そうなんですか。楽しみです!」

そう言って先生は笑った。

「じゃあ、来週からよろしくお願いします。」

「はい! じゃあ、風太君さようなら〜。」

「さようなら。」

そう言って私たちは園を後にした。

風太と手をつないで帰り道を歩きながら

(初日がこの分ならなんとかなりそうかな、、)

そんな安堵感を感じ、心配していた気持ちが少し軽くなった。




幼稚園
みんなの前で固まってしまった風太をやさしく紹介してくださった先生





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さわこ

Author:さわこ
在米のさわこです。売春、ドラッグ、破談などの障害を越えてようやく家へきたノッコと風太の養子縁組のお話を綴っていきます。

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