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日本での学校探し

* これは前回の記事の続きで、去年の夏頃のお話です。


日本への一時帰国中に、日本の公立小学校と幼稚園に子供達を通わせることを諦めた私。

次に民間の小さな学校を探し始めた。

まず両親が住んでいる地域にある全ての学校のリストをプリントアウトし、よさそうな所を一つ一つチェックしてみた。

すると小さな寺子屋のような学校を見つけた。

それは所謂「アフタースクール」で、仕事を持つ親御さんたちのために子供達を放課後預かってくれるという施設だった。そして小学校が夏休みの間は子供達を一日中預かってくれるという。

その学校のサイトを見てみると、まるで戦時中に子供達が疎開先で通ったような、民家を学校に改造した作りになっていた。

畳の上に机を並べて勉強したり、庭で竹馬を作って乗ったりしている子供達の写真が載っていた。

「これ、ノッコも風太も好きそう!」

私は思わず興奮気味につぶやいた。

日本で学校に通うなら、こんな風にいかにも「日本」という環境で勉強したほうがノッコや風太にとっても思い出深いものになるんじゃないか。

そう考えたので、私は早速そのサイトに載っていた連絡先に電話してみた。

プルルルと呼び鈴が鳴ってしばらくすると

「もしもしー」と、かなりお年寄りのおばあさんの声がした。

「あのー、すみません〇〇学校のことでお尋ねしたいことがあるんですが。」

「ああ、学校ね。ちょっと待ってくださいね。房江さーん。房江さーん。学校のことで聞きたいって。電話—。」

そう言っておばあさんが「房江さん」という担当者(お嫁さん?)を呼んでからかなり時間が経って、ようやく房江さんが電話口に出た。

「はい、お電話かわりました。」

「あのすみません、〇〇学校のことでいくつかお伺いしたいことがあるのですが。実は私は今アメリカに住んでいて、、、」

そこまで言うと房江さんは、

「えっーーーー! アメリカ? 今これアメリカからかけてるの?」

「はい。」

「あらーっ、ばあちゃん、やだよー、ずっと待たせたりして。これアメリカからだって。」

「あら あら」

横でおばあちゃんの慌てる声が聞こえた。

もう、

なんてかわいい二人。

そんな二人の会話を聞いて私は、絶対こんなところに子供達を通わせたいなと思った。

このおばあちゃんなら、きっとノッコや風太をかわいがってくれそうな気がしたから。

それから房江さんにこちらの事情を細かく説明すると、

「はい、はい、大丈夫ですよ。」と気軽に承諾してくれた。

「でも、あの、住民票とかもないのですが、、、」

「大丈夫、大丈夫、あとはこっちに着いてから手続きすればいいから。」

「ああ、そうですか、、、じゃあ、せめてメールでやりとりだけでもさせていただけないでしょうか」

「大丈夫よ。とにかくあとは着いてから。じゃあ、長電話になるとよくないから。」

そう言って房江さんはガチャンと電話を切ってしまった。

房江さんの「とにかく着いてから」というこのセリフ。

実は3年前もある幼稚園から言われた言葉だった。

「とにかく着いてから手続きすれば大丈夫ですから。」

私はその言葉を鵜呑みにして実際日本に帰ってみたけれど、手続きは思ったより複雑で結局子供達を通わせられなくなってしまったのだ。

そんな経験から私は今回も房江さんの「大丈夫」という言葉をあまり信用していなかった。

そしてそんな適当なことを言うこの学校にもちょっと不安を覚えた。

それにこのアフタースクールは実家からかなり離れてもいたので、それもちょっとマイナス要素ではあった。

念のため似たような学校を他にも探してみよう。

そう思って調べていると、もっときちんとしていそうなアフタースクールが見つかった。

それは全国に何校も姉妹校があるようなアフタースクールで、夏休みになると子供達を一日中預かってくれるし、サマーキャンプなどにも参加できるという。

早速そこにも電話してみると、とても気さくで感じのいい男性が電話に出た。

私が手短に事情を説明すると、

「そうですか。ご事情は分かりました。一応上のものにも確認してみますが、おそらく問題ないと思います。」と言ってくれた。

「私共は入会申込書でも住民票や戸籍謄本の提出を義務付けておりませんし、比較的簡単なものですから。」

「そうですか、よかったです。では、来年度の申込書をメールで送っていただけないでしょうか。」

「ええっと、、来年の分はまだ作成していないのですが、、、。 では出来上がり次第お送りするという形でよろしいでしょうか。」

「ええ、構いません。では、お手数ですがよろしくお願いします。」

ガチャン。

ということで、

来年の夏は、ノッコと風太をこのアフタースクールに入れることにほぼ決めたのだった。

ようやく預け先が見つかってよかった。

そう安心した反面、実はこのアフタースクールに対しても私は100%ハッピーという訳ではないのだった。


一つは学費がとても高いこと。

子供達を預けている時間数とお昼代、アクティビティ費などを入れると、子ども二人で20万ぐらいかかってしまう。

しかもこのサマースクールは日本の小学校が夏休みに入ってからでないと始まらないので、私たちが日本に行くのがどうしても8月ごろになってしまうのだった。

ジョンの出張は6月に終わるので、私たちが8月に日本に行くとジョンと合流することができなくなってしまう。

そうすると子供達とジョンは3ヶ月近くも会えなくなってしまうのだ。

(あーあ、子供達を日本の小学校/幼稚園に入れられたら、一番いいんだけどなー。)

そんなことを考えていると、ある知り合いから耳寄りな話を聞かされることになった。


つづく




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さわこ

Author:さわこ
在米のさわこです。売春、ドラッグ、破談などの障害を越えてようやく家へきたノッコと風太の養子縁組のお話を綴っていきます。

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