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どんどんエスカレートしていく

* これは、昨日の記事のつづきです。


小さいぬいぐるみを持たせて日本語補習校に向かった日、私はノッコに、

「ノッコちゃん、授業中にプライベートを触っちゃダメだよ。もしも触りたくなったら、そのぬいぐるみを触るんだよ。」と念をおしておいた。

するとノッコは、

「うん、わかってる。」と素直に返事をした。


それなのにノッコは、教室に入ると急に「ぬいぐるみを机の上に置きたくない」と言い出し、それを自分のかばんの中に押し戻そうとした。

「どうして?」

私が訊くと、

「だって先生が前にダメだって言ってたもん。」

「大丈夫。先生ママに持ってきていいって言ったんだから。」

そう言ってぬいぐるみを持たせようとしても、ノッコは頑なにそれを拒絶した。

私はここで引き下がってはいけないと必死になり、

「じゃあ、ママが先生に聞いてあげるから。もしも先生がいいって言ったら、机の上に置いてくれる?」

「うん。」

ようやくノッコが頷いたので、私は先生が教室に入ってくるのを待ち、先生の姿が見えるとすぐに近づいていって、

「先生、ノッコがぬいぐみを机におくと先生に注意されるんじゃないかと心配しているのですが、大丈夫ですよね?」と訊いてみた。

それを聞いた先生は、私の方ではなくノッコの方を見ながら

「いいのよ、ノッコちゃん。そのぬいぐるみが好きなんでしょう?今日はそれを机の上に置いておいてもいいわよ。」と言った。

それを聞いて安心したノッコは、そのぬいぐるみを持って自分の机のところへ行った。

                       ◇

ノッコの補習校の先生は、いつも授業が終わる最後の10分間を「帰りの会」とし、保護者を教室に呼んでその「帰りの会」を見学させてくれた。

私はいつも友人の子供(2年生)をノッコと一緒に学校まで連れて行っていて、授業のあとはその子を先に迎えに行っていたので、その「帰りの会」に参加した事はなかった。

でもその日は授業のあとノッコを先に迎えに行って「帰りの会」に参加し、そのあと友人の子を迎えにいくことにした。

授業が終わる15分ぐらい前に他のお母さんたちと教室の外で待っていると、先生が「では帰りの会を始めますので、保護者の方お入りください」と声をかけて下さった。

(ノッコは大丈夫だったかな。)

少し心配しながら他の保護者の人たちに付いて教室に入っていくと、

真っ先に私の目に飛び込んできたのは、

ほかでもない、

思いっきり自慰行為をしているノッコの姿だった!

しかも椅子に座りながら背中をのけぞらせ、上を向いて目をつむったまま忙しそうに指を動かしているという最悪の状態だった。

ノッコの席は前の方だったけれど、その指の動きから彼女が何をしているのかはどこから見ても明らかだった。

他の保護者の人たちももちろん気づいていただろうし、先生も気がついていたけれど、みんなまるでノッコがそこに存在しないかのように振る舞い、帰りの会をすすめていった。

それが逆に私の恥ずかしさを倍にした。

私は恥ずかしさと怒りでワナワナと身体を震わせた。

とにかくこのままではマズイ。

なんとかしてあの行為をやめさせなければ。

その一心で私は人ごみを抜け、なんとかノッコの近くの通路まで移動し、そこから

「ノッコちゃん、ノッコちゃん!」と小さな声でノッコを呼んだ。

けれど自分の世界にどっぷりはまっていたノッコは私の声に気づかない。

仕方がないので中腰でノッコのところまで歩いて行き、ノッコの肩を叩いてから

「ノッコちゃん、手はぬいぐるみの上だよ」とささやいた。

そこでやっと夢から醒めたようにハッとしたノッコは、ようやく動かしていた手を止め、それをぬいぐるみの上においた。

その一部始終を周りのお母さんやお父さんたちは見ていたけれど、特別に態度を変える人は誰もいなかった。

でも私は彼らの顔を見ることができなかった。

そしてあろうことか、

しばらくぬいぐるみで遊んでいたノッコの右手が、またしても足の間に伸びていった。

私はもう絶望感に打ちのめされ、怒りのあまりノッコの手をピシャリと叩きたい衝動に駆られた。

けれど幸いそこで先生のお話が終わり、「きりーつ!」という声がかかったのでノッコも立ち上がった。

おかげで私は、再び恥ずかしさのどん底に突き落とされることはなかった。

帰りの会が終わった後、どうしても先生に一言謝りたくて彼女のところに行ったけれど、先生は他のお母さんとお話をしていて話に割りこむことができなかった。

すぐに友人の子を迎えにいかなければいけなかったので、「先生、後日メールします」とだけ伝えて私は教室を後にした。

そのあとノッコの手を引っ張りながら友人の子の教室に向かっている間、私はこらえきれない怒りとやるせなさで思わず泣きそうになってしまった。



つづく



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さわこ

Author:さわこ
在米のさわこです。売春、ドラッグ、破談などの障害を越えてようやく家へきたノッコと風太の養子縁組のお話を綴っていきます。

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