FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

孫比べと嫉妬

*これは2、3日前のことです。


ときどき私は、自分の子育ての全てが間違っていた(いる)のではないかと思うことがある。

ノッコと風太が生まれた時、生後3ヶ月ですぐにデイケアに預けるべきじゃなかったんじゃないか。

私が仕事を辞めて二人を家で育てていれば、もう少し落ち着いた子供になっていたかもしれない。

そうすれば日本語ももっとしっかり身についていただろうし、今日本語の宿題でノッコと毎日けんかしなくても済んだかもしれない。

二人がまだ小さかった頃、あんなにいつもいつも怒鳴らないでやさしく言い聞かせる方法をとればよかった。

あんなに面倒くさがらないで、もっと頻繁に読み聞かせをしてあげればよかった。

器械体操を習わせる前に、タンブルバニーをやらせておけばよかった。

もっともっとハグしてあげればよかった。「大好き」と言ってあげればよかった。

ああしておけばよかった。

こうしておけばよかった。

そんな思いばかりが押し寄せる。



まだ7歳と4歳の子供達に対してすでにこんなに後悔することがあるなんて、、、

かなり情けないことけど、これが現実だからどうしようもない。

そしてそんな「こうしておけばよかった」という気持ちは、家族が集まるサンクスギビングなんかに更に強くなってしまうのだった。

私たちは毎年、マーナたちを含めた数人の友人達とサンクスギビングを過ごすことにしている。

遠くに住んでいるジョンの両親は私たちのところには来ず、同じ州に住んでいるジョンのおばあちゃんの家で過ごすことが多い。

けれど今年はトムとダナが双子ちゃんを連れてジョンの両親のところに遊びに来たので、彼らと一緒に過ごしたそうだ。

忙しかったサンクスギビングが終わり、久しぶりにジョンの両親とスカイプした時に私は、

「双子ちゃんと一週間一緒に過ごしてみてどうだった?」とジョンのお母さんに訊いてみた。

すると彼女は、

「とっても楽しかったわー。 双子ちゃんは天使のような子供達だったわよー。」とうれしそうに答えた。

それからお義母さんは、ダナとトムの子供達への接し方がどんなにすばらしいかを延々と私たちに話して聞かせた。

「子供達が癇癪を起こしても、ダナとトムは絶対に怒鳴ったりせず、根気強くいつまでも言葉で言い聞かせるのよ。私が子供を育てた時とは全然違っていてビックリ。私にはあんなに忍耐強い子育ては絶対できなかったわー。」

ジョンのお母さんは、そう言いながら感心したように何度もうなずていた。

「二人の躾の成果が出ているようで、子供達はまだ2歳半なのにとっても聞き分けがいいのよ。ダナたちは子供達にアートなどをよくやらせているからすごくクリエイティブだし、頭の回転も速いみたい。」

そんなお義母さんの話しを聞きながら、私は心の中でちょっと複雑な感情を抱いていた。

それは俗にいう「嫉妬の感情」


確かにダナ達のフェイスブックを見ると、双子ちゃんはいつも本を読んでいるか、絵を描いている。

ダナが撮影した二人のビデオを見ても、とても好奇心旺盛で社交性のある子供達のようにみえた。

時々彼らとスカイプする時も、双子ちゃんはちゃんとコンピューターの前に座りながらハキハキとよくしゃべった。

その様子から、こんなに小さくてもすごく頭のいい子達だなというのがよく伝わってきた。

度重なる流産のあとようやく授かった双子ちゃんを、ダナとトムは愛情を込めて本当に丁寧に育てているようだった。

子供の心理学の講座を取ったり育児の本をたくさん読んで、自分たちはどんな風に子供達を育てていきたいのかをトムと何度も話し合ったとダナは言っていた。

その結果、家にいる時双子ちゃんはいつもハダカ。

ご飯を食べる時はお皿を使わず、テーブルに直接食べ物をのせる。

など一風変わった子育てをしていたけれど、そのおかげか子供達は本当に伸び伸びと育っているように見えた。

それに比べて私は、、、

思いっきり手抜きだらけの子育て。

今回のサンクスギビングなんて、子供達はほとんどビデオ漬けだった。

「ノッコもダナのようなお母さんに育ててもらっていたら、こんなに癇癪を起こさない、もっと穏やかな子供に育っていたのかな。」

スカイプをした日の晩、私はボソッとそんなことをつぶやいた。

するとジョンは、 「どうかな。誰が育ててもノッコのあの気性の激しさは変わらなかったんじゃないかな。」と言った。

そして、「さわこはとてもいいお母さんだと思うよ。」と慰めてくれた。

私がちょっと落ち込んでいたから。

今までもノッコと周りのお友達を比べて落ち込んだことは何度もあった。

そしてその度に、自分の子育てのやり方が悪いのではないかと自分を責めたりした。

けれど今回、ノッコと従兄弟を比べることは友達と比べるよりずっとキツいことに気がついてしまった。

それはジョンの両親に、私とダナの子育てを比較されているような気がしてしまうから。

ジョンの両親がどの孫も同じようにかわいいと思っていることは、十分に理解している。

でも親の私たちでさえ無意識にノッコと風太を比べてしまうように、彼らもきっと孫同士を比べてしまうのだと思う。

ジョンの両親とスカイプをする度に、床に寝そべったり、走り回ったり、猿のように奇声を発するノッコに対して彼らはどんな風に思っていたのだろう。

ノッコと風太に従兄弟がいなかった頃にはあまり気にしなかったことが、急に気になるようになってしまった。

そしてノッコ達にいとこがいる以上、比較されているようなこの感覚はこれからもずっと続くのだろうと思う。

実は今、ジョンの妹のコニーが初めての子を妊娠している。

自分の娘の子供は特にかわいいとよく言われるように、ジョンのお母さんのはしゃぎようは半端じゃない。

こうしてグランマとグランパが他の孫をかわいがることは、今まで他の子供と比べられることもなく彼らの愛情を一身に受けて育ってきたノッコと風太にとってちょっと悲しいことなんだと思う。

けれどそのことにもっと戸惑っているのは、実は自分自身だったということに私は気づいてしまった。

ジョンの両親の愛情を他の孫達とシェアーしたくなかったのは、私だった。

ああ、

なんて小っちゃい人間なんだ、

私という奴は、、、。

ノッコと風太は、今まで「これでもか!」というほどジョンの両親に愛されてきた。

だから次は、双子ちゃんとコニーの赤ちゃんにその愛情を分けてあげる番なんだ。

それにノッコと風太は、これからも変わらずグランマとグランパに愛されていく。

そこに焦点を当てて、私はもっとどっしりと構えた親にならないといけない。

こんなことを気にしながらする子育てが、恐らく子供達には一番よくないと思うし。

それは分かっていながら、

なかなかポジティブになれず、

もがき苦しむさわこでした。



にほんブログ村 家族ブログ 養子縁組へ
にほんブログ村


sidetitleプロフィールsidetitle

さわこ

Author:さわこ
在米のさわこです。売春、ドラッグ、破談などの障害を越えてようやく家へきたノッコと風太の養子縁組のお話を綴っていきます。

sidetitle最新記事sidetitle
sidetitle最新コメントsidetitle
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitleカテゴリsidetitle
sidetitleRSSリンクの表示sidetitle
sidetitle管理者ページsidetitle
sidetitle広告sidetitle
sidetitleメールフォームsidetitle

名前:
メール:
件名:
本文:

sidetitle検索フォームsidetitle
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。