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予想外の展開

*これは半年前のお話です。


毎年夏になるとジョンは長期の海外出張に出てしまう。

最初の二週間ぐらいは、私も子供達もなんとか乗り切ることができる。

そして四週間目ぐらいになると、「ジョンがいなくても結構私たち大丈夫かも?」

なーんて思ってしまうくらいジョンのいない生活に慣れてきてしまう。

それが

五週間目になると、なぜか私の様子がガランと変わる。

一ヶ月を過ぎると自分のキャパを超えてしまうのか、突然何もかもが嫌になってしまうのだ。

子供達の世話をするのも嫌。

家事をするのも嫌。

仕事をするのも嫌。

とにかく子供達からできるだけ長い時間離れていたいと思うようになってしまう。

そしてそんな私の雰囲気を察するのか、子供達は輪をかけて私にベッタリしてくる。

もうすぐ7歳のノッコでさえ、朝起きると「抱っこー!」

「しょうがないなぁ」と抱っこしてあげると、いきなり風太がモモンガ状態で私の背中に飛び乗る。

オッ、オモい、、、。

「もう重いよ、二人とも下りて 下りて」

そう言って二人を引き剥がすと、「私が先だったのにー!」とノッコの癇癪が始まる。

こんな毎日の繰り返しで本当にヘトヘトだった。

そんなある日、いつもに比べて更にハイパー状態の子供たちを見ていた私は、どうしても普段のように二人をお風呂に入れる気になれなかった。

(どうせ「お風呂だよー」って言っても「やだー!」って返ってくるんだろうな)

(そんでなんとかお風呂に入れても、またお湯をかけあったりしてふざけるんだろうな)

(ああ、やだやだ。このまま一人で夜の時間を楽しみたい、、、)

そこで思い切って、その日は二人の育児を放棄することに決めた。

「ねえノッコちゃん」

「なーに、ママ。」

「今日さ、ママすんごい疲れてるの。」

「ふーん。」

「だからさ、今どうしても一人になりたいのね。」

「うん。」

「だからさ、これから風太と二人でなんでも好きなことしていいから、ママを放っておいてくれないかな?」

私はこんな事を言ったら、二人の気持ちを傷つけてしまうことは分かっていた。

いかにも「あなたたちが鬱陶しくて仕方ないの」と面と向かって言っているようなものだったから。

それでもその時は本当に全てがどうでもいいような気がした。

二人が多少傷ついても、もうどうでもいい。

そんな投げやりな気持ちだった。

ところが、

私の言葉を聞いたノッコは、急に目をキラキラさせて意外な返事をした。

「えっ! じゃあ、今日はノッコが仕切っていいの?」

「えっ? 仕切るって、、、。  うん。いいよ。」

「やったー! 今日はノッコが仕切っていいんだー!」

そう言ってうれしそうにジャンプしたノッコは、

「ほら、風太、今日は私の仕切りだからね。私の言う事を聞かなくちゃだめだよ!」

「えーっ!」

風太が面白くなさそうな顔をした。

「そうだよ、風太くん、今日はノッコちゃんがママだから、ちゃんとノッコちゃんの言う事を聞いてね。」

「う、、ん。」

「ほら、風太、じゃあ、まずお風呂だよ。その前に歯磨き。いい?」

「うん。」

「ママは2階に上がってこなくていいからね。ノッコが全部やるから。口出ししちゃダメだよ。 イェーイ!」

そう言って二人は2階に消えていった。

この展開には私もかなりビックリしてしまった。

少しいじわるのつもりで「ママを放っておいて」って言ったのに、ノッコはそれを「仕切っていい」といい方に解釈するなんて。

しかもあんなに張り切って。

ノッコの「仕切り」に多少の不安はあったけれど、それでもそんなノッコの反応に感謝せずにはいられなかった。

たまにはこうして二人を突き放しても大丈夫なんだ。

というか、ノッコはそれをうれしいとさえ感じる年齢になったんだ。

その成長ぶりがちょっとさびしいような、うれしいような。

それから30分。

待てど暮らせど全くお風呂から出てこない二人。

40分ぐらいしてようやく出てきたかと思ったら、床は洪水状態だった。

でもそれは想定内だったから良しとした。

ノッコは風太にパジャマを着せ、ベッドに入ってから子守唄を歌ったりしていた。

でも二人ともはしゃいでいつまでも寝付かれない様子。

しばらくキャーキャー騒いでいたが、9時半ごろパタッと眠りに入ったようだった。

その間に二人がしていた会話:

「ねえ風太、もう寝た?」

「寝てない。」

「風太さ、キンダーガーテンに行ったら何するの?」←風太は2017年から入園予定

「自転車に乗る」

「えーっ! キンダーガーテンに自転車ないよ。ポゴスティクならあるけど」←ホッピングのようなもの

「それさぁ」

「なあに?」

「空飛ぶの?」

ププーッ!

かわいすぎるゾ、風太。



次の日の朝、すっかり充電させてもらった私は気分良く二人を起こすことができた。

ノッコちゃん、風太くん、ありがとね。







Super heroes
スーパーヒーローごっこをする時も、、


Princesses.png
プリンセスごっこをする時も、


いつも二人いっしょ



兄弟っていいですね。


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さわこ

Author:さわこ
在米のさわこです。売春、ドラッグ、破談などの障害を越えてようやく家へきたノッコと風太の養子縁組のお話を綴っていきます。

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