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休暇のお知らせ


みなさま、いつも「ほっぺ と ほっぺ」をご訪問いただきありがとうございます。

実は急に日本から両親と姉家族が遊びに来ることになりましたので、ジャングル化している庭の手入れや、空き箱に埋もれている地下室をなんとかするためにしばらくこのブログをお休みすることにしました。

家族が帰ったあと、また楽しいエピソード(うちの母が絶対何かやらかしてくれる)をご紹介したいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

みなさまも楽しい夏休みをお過ごしください。

さわこ


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どちらにも逃げられない駐在員の子供達

*これは昨日の記事の続きで、3ヶ月ぐらい前のお話です。


ある友人のパーティで駐在員家族と知り合い、駐在員の奥さん達がアメリカでどれくらい苦労をしているのかを初めて知った私。

それから数ヶ月したあと、ノッコが通っている日本語補習校で図書室のボランティアをする機会があった。

その日ボランティアをしていたお母さんは他に四人いて、全員が駐在員の奥さんだった。

図書館のボランティアは半日図書室にこもって作業をしないといけないので、私たちのおしゃべりの内容は日常のかなり細かいことにまで及んだ。

その話題の多くは毎日の子育ての苦労話。

下に小さいお子さんがいるお母さんが多かったので、イヤイヤ期が大変だとか、トイレトレがうまくいっていないだとか、学校の宿題が多くて大変だとか、そんな話で盛り上がっていた。

けれどその中で唯一小学校高学年のお子さんを持つお母さんがこんな話をしてくれた。

その奥さん家族は1年前にアメリカに来て、今お子さんは5年生と2年生。

奥さんもアメリカに来た当時はやはり英語や環境の違いに苦労したらしいけれど、今ではこちらの生活を楽しめるようになってきたと言っていた。

幸い子供達も社交的な性格なので、現地校にも慣れて少しずつお友達ができているらしい。

けれど今彼女の頭を痛めているのは、帰国したあとの子供達の学校のことだった。

「子供達が3歳ぐらいの時にアメリカに来て小学校の低学年で日本に帰るなら、親子共に“いい経験だったね”で終われると思うんですよ。でもうちのように子供がもうすぐ中学にあがる時にこちらに来ちゃうと、日本に帰ってから高校受験の準備をしなくちゃいけないので気楽に考えていられないんです。」

そのお母さんはそう言ってため息をついた。

他のお母さんが、

「でも帰国子女の枠があるんじゃないんですか?」

と訊くと、そのお母さんは

「ええ、でも帰国子女の枠に入れてもらうためには一定の年齢までに日本に帰らなくちゃいけないのに、うちの場合いつ日本に帰れるのかはっきり分かっていないんです。」

「いずれ日本に帰ることが分かっているのだから、日本語での勉強の方に力を入れるようにして現地校の勉強はそこそこ出来ればいいんじゃないですか?」

私がそう訊くと、

「それがねぇ、、、私もよっぽどそうさせてあげたいんです。どうせいずれは日本に帰るのだから現地校での勉強はほどほどにして、できれば受験のための勉強をもっとさせたいんですよ。でも帰国子女の枠に入れてもらうにはアメリカの現地校の成績も関わってくるので、現地校の勉強もおざなりにできないんです。どちらかを捨てたいのにどちらもがんばらなくちゃいけないというのが本当に辛いんです。」

「そうなんですか、、。」

「それにやっぱり勉強ばかりじゃなくてスポーツや遊びをさせてあげたいのに、今は本当に全然時間がなくて。」

そう言ってそのお母さんはまた溜息をついた。

以前駐在員の奥さんと話した時、私は彼女の苦労ばかりに同情していたけれど、今回このお母さんの話を聞いて、駐在員のお父さんに付いてくる子供達はそれ以上に大変なのかもしれないと思った。

子供達は日本で仲の良かったお友達と分かれ、いきなり言葉の通じないこんな環境に放り込まれ、英語を習得していくだけでも大変なのにいずれ日本に帰って受ける受験に備えなければいけない。

子供達みんなが社交的で利発ならいいけれど、中には内向的で勉強が苦手な子もきっといると思う。

もしもノッコがそんな状況に置かれたら、毎日発狂していること間違いなし。

私がノッコを日本語補習校に行かせているのは「補習」のためであって、もしもノッコがどうしても日本語を勉強したくないのであれば、いつでも「やめさせる」という選択肢がある。

けれど彼女のお子さんたちには、現地校の勉強も日本語補習校の勉強も「やめていい」という選択はない。

その「選択のなさ」がどれくらい彼らを追い詰め、プレッシャーを与えるか。

私は、まるで趣味のようにノッコを日本語補習校に通わせ、「まあ、三年生ぐらいまで続けてくれればいいかなぁ」などと呑気に言っていた自分が急に恥ずかしくなってしまった。

そのお母さんは、

「子供達には、今がんばっておけば将来必ず役に立つからって言ってるんですけどね、やはりまだ小さいのでちゃんとは理解できてないみたいです。」

と言っていた。

そりゃそうだろうなぁ、と私も思った。

「現在のこと」しか見れない子供に「将来は、、、」なんて話をしてもきっとピンとこないと思う。

でも、

今は確かに辛いけど、彼らの今のがんばりがいつか実のあるものに変わるよう、私も陰ながら応援していきたいなと思った。

そしてそんな子供達のそばで必死に彼らを支えているお母さん、お父さんのことも。

いつか日本社会が、海外に送られる子供達の苦労をもっと理解し、帰国子女制度の更なる見直しをはかってくれたらいいなと思う。



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さわこ

Author:さわこ
在米のさわこです。売春、ドラッグ、破談などの障害を越えてようやく家へきたノッコと風太の養子縁組のお話を綴っていきます。

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