FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

風太の異父の妹とご対面!

* これは前回のつづきで、去年の夏頃のお話です。


縁組エージェンシーからメールが来てから数週間後の週末、いよいよデビー一家はやってきた。

朝から彼らの訪問を一番に楽しみにしていたのは、もちろん他でもないノッコ。

まだ約束の30分前から、窓のところに行っては「もう来るかなー」とソワソワしていた。

そんなノッコに影響されて、風太も「マダカナー?」なんてソワソワしていた。

ようやく「ピンポーン」というドアの呼び鈴が鳴った時、二人はダダダっとドアの所まで走っていき、「ママ〜! 来たよー!」と叫んだ。

私がドアを開けると、そこにはデビーと旦那さんがニコニコしながら立っていた。

「ハロー」

「いらっしゃい! どうぞ中に入って」

そう言って二人を中に通すと、ちょっと恥ずかしそうな娘のルビーちゃんがデビーの後ろから顔を出した。

「こんにちは、ルビーちゃん」

そう言ってみたけれど、ルビーちゃんは恥ずかしくて答えられない。

そんなルビーちゃんを見て私は、(ノッコも昔はそんな感じだったなー)なんて懐かしくなってしまった。

そして旦那さんの抱えたカーシートの中には、

キョトンとした顔のジューンがすっぽりと入っていた。

「これがジューンね。かわいい!」

私がそう言うと、ノッコも風太もジューンのところに寄ってきて、

「うわー、かわいい!」と言った。

ジューンは顔が本当にまん丸で、お目目もまん丸のかわいい赤ちゃんだった。

写真では風太に似ているような気がしたけれど、実際に会ってみるとそんなに似ていないように見えた。

お父さんが違うとやっぱりこんなに違ってしまうものなのかなーなんて思っていると、ジョンが、「風太が赤ちゃんの頃もこんな目をしてたよ。」と言った。

私は最近の風太を見慣れすぎて、赤ちゃんの頃の顔を忘れてしまっていたのかもしれない。

それからノッコと風太とルビーちゃん三人はおもちゃで遊び始めたので、私たち大人はリビングに座って少し話を始めた。

私がデビー夫婦に一番訊いてみたかったのは、もちろんジューンとの縁組の過程と、オープンアダプションがどうかということ。

そして風太とジューンの産みのお母さんに会ったことがあるかどうか。

けれど会った早々そんな立ち入った話も失礼なので、最初はジューンの育児の話をしばらくしていた。

デビーも旦那さんも本当に気さくな人たちで、私たちの話はどんどん盛り上がっていった。

私はそんな二人がすぐに大好きになった。

それからみんなでランチを食べ、先に食べ終わった子供達がビデオを見始めてから、私はようやくジューンの縁組について訊いてみた。

するとデビーは、ルビーは彼女と旦那さんとの間に産まれた子供だけれど、医師から二人目は難しいと言われていたので養子を考え始めたのだと教えてくれた。

ジェーンの出生の背景はやはり風太の時と同じように、ある日突然エージェンシーの人から電話がきて「病院でもう赤ちゃんは生まれている。もしも縁組をしたかったら、赤ちゃんに会ってみないか」と言われたそうだ。

ジューンの状態は風太の時とほとんど同じで、体内にドラッグの影響が出ていてしばらく入院することになると言われた。デビー夫妻は最初は戸惑ったけれど、一度ジューンに会ってみて、すぐにジューンを養子に迎えることを決意したと言っていた。

それからは週に何回か病院に通いながらジューンが退院するのを待ち、1ヶ月後には家に連れて帰ることができた。

そのあとは今のところ後遺症のようなものは出ていないし、ジューンはいたって健康らしい。

そして、

やはり産みのお母さんとはclosed adoptionで、彼女には一度も会っていないらしい。

うーん、残念。

きっとそうじゃないかなとは思っていたけれど、今回のデビーからの突然の申し入れは、もしかしたら神様が私たちと産みのお母さんを引き合わせてくれるチャンスをくれたのではないかと期待していた私は、やはりがっかり感を隠せなかった。

それでも今回、こうしてデビー一家と交流を持てたことは本当によかったなと思った。

最初はシャイだったルビーも、すぐにノッコと風太に心を開いて三人で仲良く遊べるようになったし、ノッコと風太は競ってジューンを抱っこしたがるほどジューンに首ったけになってしまったし、親同士である私たちもすっかり打ち解けてプライベートな話までできるようになった。

私は普段から「縁組家族同士だから」という枠組みで人間関係を築くのはあまり好きではないけれど、彼らとは友達として、親戚として長く付き合っていけたらいいなと素直に思えた。

「今度は必ずうちに遊びに来て!」

そう言い残して帰って行ったデビーたちからは、クリスマスに素敵なカードとノッコたちへのプレゼントが届いた。

本当にやさしい人達。

天涯孤独だと思っていた風太にとって

やっと繋がった一本の糸。

その糸を、

これからも切れることなく、

細く長く紡いでいきたいなと思う。






風太とジューン
風太とジューンのツーショット
これからも、この二人の成長をやさしく見守っていきたい。



長々と読んでくださってありがとうございました。



にほんブログ村 家族ブログ 養子縁組へ
にほんブログ村

スポンサーサイト

ようやく会えた

* これは前回のお話の続きで、去年の夏頃のお話です。


もうすぐデビー家族とのランチが近づいてきたので、私は彼女にリマインダーのメールを打とうと思い、彼女から最初に来たメールを読み返していた。

すると、最初は気がつかなかったあることに気がついた。

それは彼女からのメールに、風太の産みのお母さんのファーストネームが書いてあったことだった。

(どうしてあの時こんなに大事なことに気がつかなかったんだろう)

私はそんな自分を不思議に思った。

きっとあのメールには色々な人の名前が書いてあったので見過ごしてしまったのかもしれない。

4年前に風太を引き取った時、産みのお母さんとはClosed adoptionだったので、私たちはこの4年間彼女の名前さえも知らなかった。

でも風太の入院していた病院のベッドに産みのお母さんの苗字は書いてあったので、彼女の苗字だけは知っていた。

その苗字で一度インターネットで調べたことがあったけれど、あまりにたくさんのヒットがあったので、結局どの人なのか分からずじまいだった。

けれど今回、デビーのメールにはっきりと産みのお母さんのファーストネームが書いてあった。

しかも彼女の名前はかなり珍しいもの。

その上、その綴りがまた珍しい。

こんなに珍しいファーストネームと、あまり多くないラストネームを組み合わせてグーグルしてみたら、もしかすると、、、。

そう思って私は咄嗟に、グーグルのページを開いて風太の産みのお母さんのフルネームをタイプしてみた。

そしてドキドキしながら「enter」のキーを押した。

すると、そこには五十人ぐらいのリストが出てきた。

それはちょっと多すぎて、一つ一つチェックするのは困難だった。

そこでデビーの住んでいる街の名前を付け足して、更に検索結果をしぼってみた。

けれどぴったり該当する人は誰もいなかった。

今度は縁組のエージェンシーがある街の名前をタイプしてみた。

すると、該当しそうなリンクは3つに絞れた。

(この三つに中にきっと風太の産みのお母さんがいる)

そんな確信に似た感覚を覚えながら、私は最初のリンクをクリックしてみた。

スクリーンに出てきた女性は、どこかの会社のエグゼクティブだった。

風太の産みのお母さんかどうか分からなかったけれど、顔があまり似ていない上に、以前ドラッグ中毒だった産みのお母さんが会社の重役になっているとはやはり思えず、たぶんその人ではないだろうと思った。

そこで次のリンクをクリックしてみた。

今度は高校生のような女の子が写真付きで出てきた。

なので、それも風太の産みのお母さんじゃないと思われた。

(じゃあ、残すはこれだけか、、、)

私は「えい!」と思い切ってその三つ目のリンクを開いてみた。


すると



そこにいたのは、



まぎれもなく



風太の産みのお母さんだった!


大きな建物の前で立っているその写真の中の女性は、

風太の生き写しそのものだった。

顔の輪郭も、鼻の形も、目の大きさも、まつげの長さも、全てが風太とそっくりだった。

まるで風太の女性版がそこにいるかと思うほど。

「あぁぁぁ、、、、」

その写真を見た瞬間、私は思わずそう叫んでしまった。

そして同時に涙がポロポロと目から溢れてきた。

「やっと、、、やっと会えた、、、風太のお母さん。」

あの時の感動は、どう表現したらいいのか今でも分からない。

養子を育てている人なら、きっと分かってもらえるんじゃないかと思う。

いつもいつも「どんな人なんだろう」と想像することしかできなかった人。

そしてきっと一生会うことはないと思っていた人。

その人が今、自分の目の前にいる。

子供とそっくりなその人が。

風太と産みのお母さんがあまりに似ていたことが、その時の私にはどうしようもなくうれしくて、

二人を確実に繋げている「何か」がうれしくて、

ただ、ただ泣くことしかできなかった。

「お母さん、風太は、、あなたの産んだ風太は、元気に育っていますよ。」

そう写真に話しかけた。

以前は風太を出産する寸前までドラッグを吸っていた産みのお母さんを恨んだこともあったけれど、その時はただただ感謝の気持ちしか湧いてこなかった。

「ありがとう。風太を産んでくれてありがとう」

本当にそれだけだった。

そして今すぐ風太を彼女に見せてあげたい衝動に駆られた。

そうすることで、風太はまぎれもなく自分の産んだ子だと彼女に噛み締めて欲しかった。

そしてもう一度風太を愛して欲しかった。

                          ◇

最初に見つけた産みのお母さんの写真から、私は更にもう二つの写真を見つけ出した。

一つは刑務所で撮ったもの。

もう一つは大学で撮ったもの。

刑務所での写真は数年前なので、恐らくそれから更生して大学に通い始めたのかなと思った。

なんて、どこかでそう思いたかっただけかもしれないけれど。

それから彼女のフェイスブックなども探してみたけれど、その3枚の写真以外は何も見つからなかった。

なので彼女の連絡先や彼女が今どうしているのかなどの情報は手にいれることができなかった。

私はとりえあずその3枚の写真を自分のコンピューターに保存しておくことにした。

いつか風太が、産みのお母さんの写真が見たくなった時に見せてあげられるように。

そしてそのサイトをコピーしてジョンにメールした。

するとすぐにジョンから電話がきて、「そっくりだね」と驚いていた。

そして「なんだか今までは本当にいるのかいないのか分からない架空の人物のようだったけど、こうして実際の写真を見ると急に身近に感じるね。」と言った。

私もそんな風に感じていた。

私は、

今日見つけてしまった彼女の顔を、今後忘れることなんてきっとできないと思う。

彼女をまた「架空の人物」に押しやることなんてできない。

それは、

風太を愛しているから。

風太を心から愛おしく思うから、

風太を産んでくれた彼女も愛おしい。


産みのお母さん、

私は、

あなたに会いたい。

いつかあなたに会って、風太がどれくらいスターウォーズが好きなのか、どれくらい泳げるようになったのか、そんなことをぽつりぽつりと話してあげたい。

その時 あなたは

どんな顔をするのでしょうか。



にほんブログ村 家族ブログ 養子縁組へ
にほんブログ村

もう一組の養家族とランチ

* これは昨日の続きで、去年の夏頃のお話です。

風太と(ノッコの)承諾を得られたので、私はエージェンシーの人に私のメールアドレスをそのカップルに渡してもらえるようお願いした。

すると二日ぐらいして、そのカップルからすぐにメールが届いた。

はじめまして、

エージェンシーの方からアドレスをいただいたのでメールをしています。私の名前はデビーです。風太君の産みのお母さんの〇〇さんが生んだ赤ちゃんと縁組をして今主人と育てています。赤ちゃんは今3ヶ月で名前はジューンです。目のクリクリとしたとてもかわいい赤ちゃんです。ジューンには3歳になるルビーというお姉ちゃんがいます。

もしもさわこたちの都合があえば、ぜひ一度お会いしたいと思っています。

ご都合の方を教えてください。

デビー


というような内容だった。

そしてジューンを交えた家族四人の写真が添付されていた。

そこにはやさしそうな白人の旦那さんと、ちょっとコロコロとした黒人のデビー、笑顔のとってもかわいいルビー、そして風太と同じ目をしたジューンの姿があった。

ジューンは風太と同じまんまるの顔をしていたけれど、髪の毛は赤毛だった。風太を養子にもらった時、ソーシャルワーカーの人から産みのお母さんは赤毛だったと聞いていたので、きっとジューンはお母さんの髪の色を受け継いだのだろうと思った。

デビー家族は本当に幸せそうで、見ているとほのぼのしてくるような写真だった。

風太の妹がそんな素敵な家族に引き取られたことが、私にとってもとてもうれしかった。

ジョンと相談して数週間後の週末にデビー家族と一緒にランチをすることにした。

デビーたちは私たちの所から一時間ぐらい離れたところに住んでいたのだけれど、ぜひこの街に遊びに来たいと言っていたので、うちの近くのプレイグラウンドがあるレストランで会うことにした。

けれどそのレストランを予約しようとしたところ、あいにく八月末まで改装工事中でお休みだったので、色々悩んだあげく家に招待することにした。

なぜ家に呼ぶことを躊躇したかというと、ノッコと風太の野生児度が家だと倍増するからだった。

プレイグランドがあればそこで仲良く遊べるのだけれど、家にいるとノッコと風太はすぐにけんかするし、ノッコの癇癪も起こりやすい。

これからお付き合いを続けたいデビー家族を、初対面でビックリさせてしまうことはできるだけ避けたかった。

けれどジョンが「子供達にはビデオを観せておけば大丈夫じゃない?」と言うし、デビーたちにとっても家で食事をした方が赤ちゃんのおむつ換えなどが便利だと思ったので、やはり家に招待することにした。

その旨をデビーに伝えると、

「家だと落ち着いてお話ができるわ。すごくうれしい」と言ってくれた。

そうして私は、自分のカレンダーに彼らとのランチの予定を書き込んだ。

ジューンに会えるのを楽しみにしながら。


つづく



にほんブログ村 家族ブログ 養子縁組へ
にほんブログ村

風太の気持ち

*これは前回の記事のつづきで、去年の夏頃のお話です。


風太の妹を引き取ったカップルが私たちに会いたがっているというメールをもらった日、私とジョンはそのことを風太に伝えてみることにした。

その晩、家族でお夕飯を食べている時、

「そうだ風太、今日珍しい人からメールが来たんだよ。」と切り出してみた。

「グランマ?」

と風太らしい返事。

「ううん、風太の縁組の時、お世話になったエージェンシーの人。」

「知らない。」

「そうだよね、風太はまだ赤ちゃんだったから覚えてないよね。ノッコちゃんは覚えてる?」

「覚えてない。」

「そっかぁ。すっごくお世話になったんだけどな。それでその人が教えてくれたんだけどね、最近風太の産みのお母さんが赤ちゃんを産んだんだって。風太君に妹ができたんだよ。」

「えーっ! やったぁーーーーー!」

と興奮気味に返事をしたのは、

風太ではなく、

ノッコだった。

「すごーい! 風太の産みのお母さん赤ちゃん産んだの? ノッコ会いたーい!その赤ちゃんに会いたーい! ねえ、いつ会えるの? 明日?」

テーブルの上に身体を乗り出して訊くノッコ。

それに比べて妙に落ち着いた様子の風太は、

「でもジェシカ死んじゃったもん」と言った。

「違うよー! ジェシカは私の産みのお母さん。風太の産みのお母さんは別にいるんだよ。そうだよね、パパ?」

「そうだよ。でも風太の産みのお母さんはパパもママも会ったことがないんだけどね。」

「でも赤ちゃんに会う時、産みのお母さんにも会えるんでしょ?」

ノッコが訊いた。

「それがね、その赤ちゃんも別のカップルに引き取られたんだって。ノッコや風太がパパとママに引き取られたように。それでそのカップルが風太にその赤ちゃんを見せたいんだってよ。」

「行く〜行くー! ノッコその赤ちゃんにミルクあげたいー!」

「あはは、その赤ちゃんの新しいママがいいって言ったらね。」

「イエーイ!」

ジョンは風太に視線を移し、

「風太はどうだ? その赤ちゃんに会ってみたいかい?」

「、、、、、」

風太はどう返事したらいいのか分からない様子で、恥ずかしそうに笑っているだけだった。

「もちろん風太も会いたいよね!ノッコと一緒にミルクあげようよ!ねっ?」

思いっきり興奮しているノッコの勢いに押される形で、風太も最後に「うん」と言った。

「本当に会ってみたいの、風太?」

「うん。」

「そう、よかった。本当はパパもママもその赤ちゃんに会ってみたかったのよ。みんなでうーんと楽しい事して遊ぼうね。」

「うん!」

風太は普段からノッコに比べてあまり縁組や産みのお母さんについて話したがらない方だった。

ママにべったりの風太には、もう一人知らないお母さんがいるというのはあまり喜ばしいことでもなかったし、ノッコの産みのお母さんと自分の産みのお母さんが違うということも彼にとっては残念なことの一つのようだった。

だから今回の妹との対面をきっかけに、風太とも気軽にアダプションや産みのお母さんについて話せるようになるといいなと思っていた。

                        ◇

その日の晩、いつものようにベッドの中で風太に読み聞かせをしてあげていると、ふいに風太が、

「I love mama, papa, and Nokko」と言った。

それを聞いてうれしくなった私は、

「I love you too」と言った。

すると風太は甘えるように自分のほっぺを私の肩に押し付けてきた。

そんな風太を見ながら、なんとなく風太の様子がいつもと違うような気がした。

風太は普段から私やジョンに「I love you」と言う事はあったけれど、今みたいに家族全員の名前を並べて「大好き」と言った事はなかった。

そう考えた時、

(もしかして風太は、異父の妹と会った時にそのまま産みのお母さんに引き取られるんじゃないか、私たち家族がバラバラになってしまうんじゃないか、という不安を漠然と抱えているのかもしれない)と思った。

そこで

「ねえ風太、風太はママの子供だよね?」と風太に訊いた。

「うん」

「そうだね。パパとママとノッコと風太は家族だね。」

「うん」

「私たちは何があってもずっと家族だね。そのことを風太はずっと忘れないで。」

「うん」

そう返事してから風太はもう一度

「I love mama」と言った。



にほんブログ村 家族ブログ 養子縁組へ
にほんブログ村

風太に異父の妹が

* これは前回の続きで、去年の夏頃のお話です。


養子縁組のエジェンシーの人から来たメールを読んだ後、私は早速ジョンに電話してみた。

その話を聞いたジョンは、私と同じようにとても驚いたようだった。

「そうかあ、風太に異父兄弟ができたのかぁ」

と、イマイチ実感が湧かない様子。

このブログを長くご覧の方はご存知のように、風太の縁組はノッコのと違ってclosed だったので、私たちは風太の産みのお母さんに会ったことがなかったし、彼女に関する情報もほとんど知らされていなかった。

風太の縁組のお話はこちら

ゆえに私たちの中で風太に血を分けた家族がいるという感覚が薄く、いつも彼は「親も兄弟もいない一人の独立した存在」という感じがしていた。

だからそんな風太に兄弟ができたと聞いても、すぐにはピンとこないのだった。

「風太の妹を引き取ったカップルが私たちに会いたいって。 どうする?」

「さわこはどうしたいの?」

「私はできれば会いたいと思うんだ。ほら、私たちだって以前ノッコの異父兄弟と連絡を取ろうとしたことがあったじゃない。私は基本的に異父兄弟同士が交流を持つことはいいことだと思ってる。風太にとってその赤ちゃんは大切な妹だし、そのカップルと交流を持つことは二人の成長にとってもプラスになることだと思うんだ。」

*まだ記憶されている方もいるかもしれないが、私は以前ジェシカが産んだ男の子を引き取った家族と交流を持とうとして断られた(無視された)という経験がある。

その時の記事はこちら

その時はひどくショックだったの、今回こうしてせっかく向こうから手を伸ばしてくれているのだから、それを喜んで受けたいという思いが強かった。

「そうだね。僕も会ってみたいと思うよ。でも問題は、風太が今回のことをどう受け止めるかということだよね。」

「そうなんだよね。まだ4才になったばかりだし、4才じゃ混乱するよね。」

「うん、風太は自分の兄弟はノッコだけだと思ってるからね、そこへ急に妹ができたって言っても分からないだろうね。」

「じゃあ、もう一度風太に産みのお母さんの話をしっかりしてみて、それでも妹に会いたいかどうか訊いてみる?」

「そうだね、それで会いたいって言ったら、そのカップルに連絡してみることにしようか。」

「じゃあ、子供達が学校から帰ってきたら 話してみる?」

「そうだね、じゃあ。」

ガチャン。

ということで私たちはその晩、風太とノッコが学校から帰ってきたら二人に今回の話をしてみて、風太の反応次第でどうするか決めることにした。

つづく

にほんブログ村 家族ブログ 養子縁組へ
にほんブログ村

sidetitleプロフィールsidetitle

さわこ

Author:さわこ
在米のさわこです。売春、ドラッグ、破談などの障害を越えてようやく家へきたノッコと風太の養子縁組のお話を綴っていきます。

sidetitle最新記事sidetitle
sidetitle最新コメントsidetitle
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitleカテゴリsidetitle
sidetitleRSSリンクの表示sidetitle
sidetitle管理者ページsidetitle
sidetitle広告sidetitle
sidetitleメールフォームsidetitle

名前:
メール:
件名:
本文:

sidetitle検索フォームsidetitle
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。