FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ちょっとお金のこと

* これは2年前のお話ではありません。


最近私のブログを読んで、「アメリカでの縁組みについて教えて下さい」と問い合わせを下さった方が何人かいらっしゃったので、 もしかしたら他にもそういう方がいらっしゃるかもしれないなと思い、今回はストーリーではなくもっと実用的な話をしてみたいと思います。

縁組みに必要な情報はたくさんあるけれど、今回は特に「費用」について。

私達が養子縁組を考え始めた頃も、一番気になったことの一つに「費用」がありました。
でも何故か縁組みに関しては費用の話をするのはタブーのようになっていたので、縁組みをした知り合いなどに聞いてみてもあまりはっきり答えてもらえませんでした。

そういう経験があったので、やはり同じように「費用はどうなっているんだろう」と疑問に思っている方達のために、私達の縁組みにかかった費用について少しお話をしたいと思います。

まず費用の大まかな内訳は、

1.ホームスタディ $1,300
2.エージェンシーに払った費用 $16,000
3.弁護士に払った費用 $1,100
4.指紋採取 $160
5.ライフブックのコピー代 $200
____________________
合計 $18,760

結局190万円くらいかかったので、これくらいの金額は現金で払えるようにしておいた方がいいと思います。

そしてAdoption Tax Creditについて

「アメリカでの養子縁組は費用が高すぎて出来そうもない」と考えている人が割と多いのではないかと思います。
私自身も縁組みをする前はそう考えていたのでわかります。
でもAdoption Tax Creditでかなりの金額が戻って来る事を覚えておいて下さい。

Finalization をした年のTax return をする時に、アダプションにかかった費用を書き込む用紙があります。それにかかった費用を書き込み、レシートのコピーを添付すると、だいたい$10,000ぐらい戻って来ます。(だから色んなレシートを失くさず取っておくことは大切です)

ただAdoption Tax Creditの内容は毎年変わるので、返って来る金額もその都度変わります。

2012年以降は、このAdoption Tax Creditがなくなると言われていたのですが、今のところ毎年更新されているようです。

でもいつなくなってしまうか分からないので、今縁組みを考えている方は早めに手続きを始めた方がいいかもしれません。(このcreditがあるのとないのとでは全然違いますよね)

さて、ここで少しお断りしておいた方がいいことがあります。

まずご存知のようにアメリカでの養子縁組の場合は、州によって法律や政策が全然違ってくるので、その分かかる費用もかなり変わってくると思います。

私達の縁組みは、ローカルのエージェンシーを使って、ローカルの産みのお母さんを紹介してもらったので、変な言い方をすれば「一番費用のかからないケース」だったようです。

もしもカップルの住んでいる州と違う州から新生児を迎える場合、弁護士に払う費用が増えるし、二つのエージェンシーにお金を払わなくてはいけなくなるかもしれません。赤ちゃんに会いに行ったり、引き取りに行く時の飛行機代とホテル代などもかかります。海外から新生児を迎える場合は、$30,000-$40,000かかると言われています。(海外からの養子でもAdoption Tax Creditは使えます)

それに場合によっては産みのお母さんの出産にかかる医療費なども請求される場合があります。
産みのお母さんにMedicaid やその他の医療サポートに加入してもらうようにエージェンシーと相談した方がいいと思います。もしも医療費を負担することになって、しかもその金額が多い場合は、病院側に「全額を一括で払うのでディスカウントしてもらえないか?」と聞くと10%ぐらい引いてくれる場合があります。(ノッコが入院した時そうでした。)
これは私達も縁組みのクラスを取った時に教えてもらったことです。

さて、ここからは費用のことではなくて、縁組みのプロセスの中で私が「こうした方がいいな」と感じたことをいつくか書いてみたいと思います。

1.仕事先に養子縁組でも「育児休暇」が使えるか聞いてみる。(最近は使える会社も増えて来たようです)

2.仕事先に養子縁組の「お祝い金」のようなものがあるかどうか聞いてみる。(私達は、ノッコの時も風太の時もそれぞれ$5000出ました。縁組みにかかった費用が$18,760− $10,000 (tax credit) − $5000 (お祝い)=$3,760 私達が実際に使った費用はたったの40万円だったことになります。

3.旦那さんか奥さんのどちらかは自由になる時間がある方がいい。
養子縁組のプロセスはホームスタディも含めて平日にいろいろやらなくてはいけないことが割と多いです。それにエリカの時のように産みのお母さんを病院に連れて行ったり手伝ったりしなくてはいけない時もあるし、風太の時のように「突然」赤ちゃんが来ることもあります。私もジョンも比較的フレキシブルなスケジュールの仕事についていたし、ノッコも風太もちょうど夏休み中に生まれてくれたので有給休暇を取らずに済みましたが、夫婦で激務の仕事に就いている方はスケジュールの調整がかなり難しくなるかもしれません。

4.エージェンシーは、他の人が使ってみてよかったと思ったところを使う。
私達がエージェンシーを決めたのは、縁組みのクラスでプレゼンをした人の多くがそのエージェンシーを使っていたからです。女性一人で切り盛りしている小さなエージェンシーだったし、その女性は産みのお母さんを一番に考えている人なので、私達には「冷たいな」と感じたりすることもあったけれど、いつも正直でなんでも話せたし、仕事は速いし、ソーシャルワーカーの人達もいい人達ばかりだったのでとっても満足でした。

5.縁組みプロセスの中で思った通りに事が進まなくてもストレスを溜めない。(これはもう、本当にその通りです)


今回はとりあえずこれくらいにしておきます。

また何か思いついたら書き出してみますね!


にほんブログ村 家族ブログ 養子縁組へ
にほんブログ村

スポンサーサイト

ライフブック(自己紹介アルバム)作り

ここまで養子縁組の経過について書いて来ましたが、どういう過程で養子を希望するカップルに産みのお母さんが紹介されるのかについてきちんと説明してなかった事に気付いたので、ちょっと書きたいと思います。
(情報が前後してしまってごめんなさい)

えーっとですね。

1)まず予期せぬ妊娠をしてしまった女性が直接養子縁組のエージェンシーに電話するか、病院やソーシャルワーカーがその女性の代理としてエージェンシーに電話する。

2)エージェンシーはその女性を訪ね、健康状態を含めその他の諸事情をいろいろ聞く。

3)エージェンシーは、その女性の赤ちゃんを希望しそうなカップルをリストアップする。

4)エージェンシーはカップル達の自己紹介アルバム(ライフブックと呼ばれていた)をその妊娠している女性に見せて、どのカップルがいいか選んでもらう。

5)選ばれたカップルにエージェンシーが連絡をして、産みのお母さんとのミーティングをセッティングする。

一応こんな感じの流れです。

だから妊娠している女性に自分達を選んでもらうために一番大切なのは、

Life Book !  ライフブック!  らいふぶっく!

私たちの使っていたエージェンシーによると、妊娠している産みのお母さんは、平均して20冊のライフブックを渡されて、その中から一組のカップルだけを選ぶらしい。

20分の1の確率。

その頃私たちは、すでに養子縁組のための全ての書類を提出してあり、ホームスタディも認定されていたので、あとはライフブックを提出すればいつでも産みのお母さんを紹介してもらえる状態だった。

そして今度はジョンが中国に一ヶ月出張になってしまったので、私が100%責任を持ってライフブックを作る事に。

だけど、どこからどう始めたらいいのかわからない。

エージェンシーの人が参考になればといって他の人が作ったライフブックを見せてくれた。

本当にいろんなやり方があるんだなぁーと思うほど多種多様。

どの人ももちろん写真をたくさん載せてあるんだけど、スクラップブックのようにしてある物もあれば、ビジネスマニュアルみたいのもある。

でも1つだけみんな同じだった点もある。

「神様」

まただぁ。

ライフブックの最初のページは、産みのお母さんへの手紙で始まるんだけど、
みんな一様にして、「神様が私たちのために選んだ道を歩んで行く事にした。」とか「養子をもらうことは私たちの運命だと信じている」とか。

どこかに「ライフブックの手紙の書き方」とかいうお手本があるんじゃないかと思うくらいみーんな同じような内容だった。

実は前回書いた家庭訪問の時に、ライフブックについてソーシャルワーカーの人に訊いてみたことが2つある。

一つはこの「神様」。私たちは特定の宗教を信じている訳じゃないから、それによって産みのお母さんに選ばれにくいということはないかどうか。

答えは、「気にしなくて大丈夫。」

もちろんこの地域にはクリスチャンが多いけど、産みのお母さんは複雑な環境の下で育った人が多いから、宗教だけがカップルを選ぶ決め手にはならない、とのことだった。

そしてもう一つの質問は、

「私が日本人であることを強調した方がいいか、それともしない方がいいか」。

サンプルのライフブックを見せてくれたカップル達はみんなすごく大きな家に住んでいて、必ずと言っていいほどペットを飼っていた。

ペットもいない、家も冴えない私たちが他のカップルとの「違い」を強調できるのは、私がアジア人ということぐらいかなと思った。

でもソーシャルワーカーの返事は、

「万人にうける様に、あまりそこの所を強調しない方がいい」だった。

そうかぁ。

そうだよな。もしも自分が黒人の女の人だったら、自分の子供はできるだけ黒人のカップルに托したいし、もしも黒人のカップルがいなかったら次はやっぱり白人のカップルを選ぶだろうなぁ。

そういう点を頭にいれて、少しずつ自分たちの写真を選び始めた。

結婚式の時の写真。

お互いの家族の写真。

「子供好き」を強調するために、姪達と遊んでいる写真。

そして「やめた方がいい」って言われてたのにやっぱり入れてしまった,母親と姉の着物姿。そしてジョンの両親と一緒に日本に行った時の写真。

だって日本で生まれて、日本の文化の影響を受けながら育ったのになんでそれを隠すようなことをしなくちゃいけないのかわからなかったから。

私が日本から受けた影響はきっと私たちの子供達にも影響すると思ったし。
(例えば耳は耳かきでそうじするとか)⇐しつこい

もしも私が日本人であるという理由で私達を選んでくれないのであれば、それはそれで縁がなかったんだと思えるし、逆に日本人であることを ”Welcome!” と思ってくれるようなお母さんに選ばれた方が、私達や子供のためにもいいんじゃないかと思った。

さて写真選びは終わったから、後はこれらの写真をどうやってアルバムにするか。。

私はあまりごちゃごちゃしたデザインは好きじゃないので、なるべきスッキリとしたもので、でも私達らしさが出ていて、そして ” 目立つもの “。

いろいろ考えた挙げ句、ところどころ写真を使った4コマ漫画みたいな感じにした。
きちんとセリフも入れて。

そうすると私達の出会いから普段の生活の様子まで、わかりやすく感じとってもらえそうな気がした。

周りに誰も褒めてくれる人がいなかったので、「なかなかいいアイデアじゃないか。」と自分自身に言ってみた。

さて作り始めたはいいけど、これがけっこう大変大変。

寝る前に目をつむっても、自分の写真とその口から出ている「寿司作りは任せて!」というセリフが頭に浮かぶほど、毎日ライフブックに時間を費やした。

そして数週間後、自分でも十分に満足のできるものができあがった。

他の人のと比べても(ふふふ)と思える出来。
(できることなら、みなさんにもお見せしたい!)

中国から帰ったジョンに見せると、

「いいね!」の一言。

よかった。

エージェンシーには25冊コピーを作って渡した。

エージェンシーの人曰く、産みのお母さんに私達のライフブックを見せたいと思った時にライフブックが彼らの手元にないと困るのと、私達が選ばれるまで何人の女性に見せなくちゃいけないかわからないので、そんなにたくさん必要らしい。

私達側が揃えなくちゃいけない書類はこれで全て完了。

あとはソーシャールワーカーから「選ばれたわよ!」という電話を待つのみ。

その一本の電話を逃がしたくないという理由だけで、携帯電話をわざわざ買いに行った私達だった。


*コメントを書き込んで下さる方は下の"COMMENT"をクリックして下さい。

にほんブログ村 家族ブログ 養子縁組へ
にほんブログ村


家庭訪問が無事に終わる。ふーっ。

今日は家庭訪問の日の様子を書きます。


ソーシャルワーカーが我が家を訪問するのは午前10時。
昨日から ” 完璧な掃除 ” を済ませ、朝からお花をたくさん買って家中に飾り、
シャワーを浴びて、いつもよりカラフルな服を着て待機した。

ジョンの耳毛もちゃんとトリム。

待つこと10分。

まだ現れない。

更に10分。

もう10時20分だよ。どうしたのかなぁ。

日にちを間違えたのかなぁ。(カレンダーを確認。)

今日であってるよな。じゃあ、今日のアポを忘れちゃったのかなぁ。

この完璧な掃除も、この緊張感も、別の日にもう一度やり直す気力なんてない!
お願い、今日来てぇ。

もう30分も過ぎてるもん、電話してみてもいいよね。

ああ、ボイスメールになってる。 絶望的。

メッセージを残して更に待つ事10分。

ようやく彼女から電話が来た。

「ごめんなさーい! 11時だと思ったの。ジョンは11時と言ったと思うんだけど。。。。」

こらーっ!ジョン! キャイ〜ン(ジョンの声)

「さわこ達の家の近くまで来てると思うんだけど、ちょっと家がみつからなくて道に迷ってるのよ。」

やっぱり。。。 何度友達に言われたことか、このセリフ。

玄関の窓をのぞいてみると、それらしい女性が家の前を行ったり来たり。

ちょっと訝しげな顔して私たちの住所を睨みつけてる。

もうだめだ。全て終わった。。。。  やっぱりこの家じゃだめだったんだ。

そう思いながらもドアを開けて、「ソーシャルワーカーの方ですか?」
と訊いてみた。

「ああ、やっぱりここだったのね」と言いながらその人は入って来た。

「ごねんなさい、外装がひどくて。今年中にはきれいにしてくれると思うんですけど。。。」と私のいい訳。

「あら、中はわりといいじゃない」と言ってその人はニコニコしていた。

あー、よかった!

そのソーシャルワーカーの人は、50歳ぐらいのよく笑うとってもフレンドリーな人だった。

そして私たちに「どうして養子を迎える事にしたの?」などの予想していた質問をいくつかしてきた。

目は始終ニコニコしていたけど、どこかで光るようなものもあり、常に緊張させられた。

それはジョンと二人で、グリーンカード取得のための面接に行った時を思い出させた。

別に偽造結婚でグリーンカードを取ろうとしている訳じゃないのになぜか (ばれちゃいけない) という後ろめたい思いがあり、必要以上に「私たち愛し合ってるんです!」アピールをしてしまったっけ。

今回も常に(ボロを出してはいけない)という気持ちがあって、顔がこばんだ。
(別に出すようなボロはなかったんだけど)。

私は緊張すると日本語のアクセント丸出しになっちゃうんだけど、その時はすごいアクセントだったと後からジョンが言ってた。

一緒に書類を見直している時に、「じゃあ、どんな赤ちゃんを望んでいるのか確認するね」と言われた。

1)新生児から一才までの赤ちゃんを希望
2)人種はどんな人種でもかまわない
3)性別もどちらでもかまわない
4)母親がお酒を飲んでいたり、ドラックをしていても養子受け入れを考慮する。
5)ダウン症の赤ちゃんは受け入れ不可能。
6)命にかかわる病気を持って生まれた赤ちゃんも受け入れ不可能。

ダウン症や重い病気を持って生まれてきた赤ちゃんを受け入れられたらどんなにいいだろうと思う。

でもその時の私たちには、そこまでの覚悟はなかったし、世間にはそういう赤ちゃんを問題なく受け入れられるカップルもたくさんいる。赤ちゃんもそういう人達にもらわれた方がいいのではないかと思った。

ソーシャルワーカーの人は、私たちの希望が全て通る訳じゃないけど、その時の赤ちゃんの状態で養子に迎えるかどうか決めてもいいと言っていた。だから申請する時は少しフレキシブルにしておいた方がいいとも。

私たちの会話は和やかに進み、今度はソーシャルワーカーの人からいくつかのアドバイスをもらった。

1)まだベビーグッズを揃える必要はないけど、チャイルドシートは準備しておいた方がいいこと。

3)アルコール中毒やドラック中毒の産みのお母さんだったらどうするか、二人でよく話し合っておくこと。

3)子供に障害があって生まれてきた場合、どうするかも話し合っておくこと。

こういう大切な事は、いきなり訊かれて決めるべきことじゃないので今からよく考えておいた方がいいと何度も言っていた。

「じゃあ、今度は赤ちゃんが寝る部屋をみせて」

そう言って彼女が立ち上がったので、2階に案内した。
最初の六ヶ月ぐらいは、私たちの寝室にベビーベッドを置くつもりだったので、そう説明した。

その後は赤ちゃんを別室に移す予定だったので、その部屋もみせた。

しっかりチェックするのかと思ったら、彼女はただのぞいて見ただけという感じで、すぐに下に降りようとした。

えっ、もう終わり?

あのー、今日のために家中掃除しまくったんです。シャワーカーテンも石けん置きもこの日のために新しいのにしたんです。それなのにトイレも見ないなんて。
もうちょっとしっかり見たくないですか?

なーんて訊きたかったけど、そんな事したら絶対赤ちゃんを紹介してもらえなくなるのでやめた。

「それでは、さようなら」

「ありがとうございました。よろしくお願いします。」

ドアをバタン。

前日から気を張りつめていたジョンと私は、彼女が帰るとへなへなに。

そしてその晩のディナーはインスタントラーメンだった。


*コメントを書き込んで下さる方は下の"COMMENT"をクリックして下さい。

にほんブログ村 家族ブログ 養子縁組へ
にほんブログ村


家庭訪問の準備。ちょっと待ってよ!

昨日からジョンの両親が遊びにきてるんですけど、やっぱり気を使いますねぇ〜。

お義母さんは久しぶりに会うとマシンガンのようにしゃべる人なので(数日経つと落ち着く)、今は彼女の相手をしていて自分の時間が持てないのがちょっとつらい。

ジョンとジョンのお父さんはお義母さんの話を右から聞いて左に流すという技を身につけているので、お義母さんの話は適当な相づちをうちながら聞いてるふり。

ずるいよなぁ。私だってそりゃやってみたいよ、「聞いてるふり」。

でもやっぱりそれができずに、今日もフムフム。

でも彼女から学ぶ事もたくさんある。

とにかく「孫命!」のお義母さんなので愛情表現が半端じゃない。

「ハニー」「スイートハート」「アイラブユー」を一日100回は言ってるんじゃないかな。

そういう言葉を聞いて「うふふ」と照れてる子供達。

おかげでうちの子供達も”グランマ命!”

今子供達に「ママあっちいって!」と言われて、しょぼしょぼ自分の部屋に戻って来たという訳です。

さて今日は、家庭訪問の日までの準備についてちょっと書きたいと思います。


* * * * * *


ソーシャルワーカーが私たちの家に来る家庭訪問の日までにやらなくちゃいけないことがたーっくさんあった。

例えば、自分たちを紹介する長いレポートを書いたり、赤ちゃんを迎えても安全な家であるように煙探知機を取り付けたり、消化器を買ったり、そして

「緊急避難計画」なるものまで作らなくちゃいけなかった。

この「緊急避難計画」というのは、自分の家の間取りを書いたものに、火事や他の緊急事態の時どこを通って逃げるかを表したもの。

でもビルじゃあるまいし、2ベッドルームの家にそんな物本当に必要なの?

と思いながらも書きましたよ、全て手書きで。

三角定規を使ったのなんて小学校以来。

そして自分でも「あらっ、悪くないんじゃないの?」という緊急避難計画ができあがった。

その「緊急避難計画」は家の中で誰でも目につく所に貼っておかないといけないので、とりあえず冷蔵庫のドアにぺたっ。

家の安全状況を調べに来るのは、消防署の消防士さん。

てっきり男の人が来るとばかり思っていたのに、呼び鈴を鳴らして入って来たのは女の消防士さん。

かっこいい!

「どこに煙探知機があるか教えて」

話し方もかっこいい! 

「消化器は?」

はいはい、ここです。

「使い方わかる?」

あっ! でも家庭訪問までには勉強しておきます。

「あとは。。。特に問題ないわね。あなたの家は合格よ。はいこれレポートのコピー」

えっ、ちょっと待って。緊急避難計画は? 私一生懸命作ったんですけど。

「あのね、考えてごらんなさいよ。火事が2階で起こった時に誰がわざわざキッチンまで来て外への出方を確認すると思う?」

えっ? そう言われてみれば。。

「こんなのはね、実際作ってもあんまり意味ないのよ。」

じゃあ、何で必要書類のリストに載せるんだよー!

と思いっきり叫びたかったけど、その女性消防士さんのかっこよさに免じて許してあげた私でした。


*コメントを書き込んで下さる方は下の"COMMENT"をクリックして下さい。

にほんブログ村 家族ブログ 養子縁組へ
にほんブログ村


家庭訪問の準備。ちょっと不安なことが。

さて養子縁組のクラスも無事終了して(皆勤賞だったので賞状をもらった!でもほとんど全員もらってたんだけど)本格的にホームスタディの準備。

ホームスタディは日本での里親認定をもらうまでのプロセスと似ているんじゃないかな。

質問に答えながら自分たちのおいたちや子育ての方針を文章にまとめたり、
ソーシャルワーカーとの面接、家庭訪問、健康診断、犯罪者でないことを証明するための指紋採取等。

その中で私が真っ先に心配したことは、家庭訪問。

だってその頃私たちが住んでいた家は、どう見てもドラッグ常習者がたむろするようにしか見えないお家!

どうしてそんな所に住んでたの?

えーっとですね、ではその家に住む事になった経過をここでちょっと詳しく。

その年ジョンは、今住んでるこの地域に仕事がみつかり、私たちは違う州から引っ越しをすることに。

でもその頃私は中国に留学していたので、アパート選びも引っ越しの手伝いをすることもできなかった。

私の耳かきを失くしても平気な顔をしているジョンです。何も深い事を考えずに

「大丈夫、ぼく一人で全部できるから。」

と言って、一人でアパート探しを始めたわけなんですが。

彼のオフィスまで歩いていけるというそれだけの理由で、その辺りでも治安の悪い地域に絞って物件探し。

大家さんがカギを持って一つの物件を見せてくれようとした時、ジョンが

「新しい同僚にこの辺はあまり治安がよくないって聞いたんですが、その辺のところどうなんですか?」

と聞いたらしい。

「みんなよくそういうけど、危ないことなんてあんまりないよ。自分自身もそういう目にあったこともないし。。」

という大家さんの言葉が終わるやいなや、近くから

「ウーウー」というパトカーの音。

ジョン達の目の前に止まったかと思ったら警官が二人出て来て、猛ダッシュ。

向かいの家の裏庭に隠れていた男を羽交い締めにして、手錠をカチャリ。

その男を無理やりパトカーに押し込み、走り去る。

その間、大家さんもジョンもボーゼン。

今こう書くとまるで作り話みたいだけど、本当にその絶妙なタイミングでその事件は起こったんです!(とジョンは言っていた。)

そのあと大家さんに部屋を見せてもらってから、そこが気に入ったジョンは私に打診。

ふつうさあ、そんな怖い思いをしたすぐ後でそんな所に住もうと思うかねぇ。

それにさ、そんな話聞いて誰が「いいね、そこにしなよ」っていうかな。

と思っていたのに私は「いいね、そこにしなよ」と言ってしまったのだった!

だってキッチンに天窓があるっていうんだもん。

天窓のあるキッチンで料理するのが私の昔からの夢だったのよぉ〜。

中国からアメリカに戻った私を空港まで迎えに来てくれたジョンは
「さわこ気に入ってくれるかな〜」と少し不安げだった。

そして実際にそのお家に着いてみると、

「なにこれ〜!外装のペンキがはがれ落ちてるし、ポーチのレールも何本も抜き落ちてるし、どうみても麻薬常習者の家じゃん!」

ジョン 「とにかく中にはいってみて」

言われる通りに中にはいってみたら、あらまぁ!

ステキ!!!!

なんとその大家さんは大工を副業にしている人で、ボロボロの古巣をとんでもない安い値段で買い取り、自分で一から改装したらしい。

もちろんキッチンの天窓も大家さんのアイデア。

ただその頃は、外装にまでは手が回らなかったそうだ。

私たちがそれまで住んでいたアパートはそれはそれは小さな1DKだったし、
私が中国で住んでいたアパートはそれはそれは悲しいものだったので、それに比べればどんな所も天国にみえた。

それに大家さんが言ったことはけして嘘じゃなくて、そこに住んでいた4年間私たちは一度も怖い思いをしたことがなかった。

そこは確かに低所得者もたくさん住んでいたけれど、その隣にはビクトリア調の古いすてきなお家が建っていたりして、いろんな階層や人種が住んでいるとても面白い一角だった。

だけど家に遊びにくる友達は、みんな決まって最初はビクビクしていた。

しかも家の外装がひどいので、その家が私たちの家とは思えなかったらしく、
家の前を何度も素通りしてしまう友達もいたし、家の前で住所を確かめながら

「たぶんさわこの家の前にいると思うんだけど、一応確認したくて。。」と電話して来た友達も一人や二人じゃなかった。

家庭訪問の時、そんな家をみてソーシャルワーカーはどう思うんだろう?

ちょっとこれは。。。。なんて思われたらどうしよう。

と私は真剣に引っ越す事も考えたけど、ジョンは

「大丈夫だと思うよ。」と一言。

じゃあ、せめて中だけでももう少し飾ろうよということになり、

それから画廊をめぐって絵やポスターを買ったり、IKEAで家具を買ったりして
だんだん家が家らしくなってきた。

あらっ、けっこういけてるじゃん!

というぐらいまでインテリアが落ち着いたので、私の心も落ち着いた。

そうしてエージェンシーの人が来る日を待つのだった。


お知らせ:クリスマスを祝うため今日からジョンの両親が遊びにきます。
    ジョンのお母さんは、子供達が寝た後私と語り合うのが大好きなので、
    これから数週間は記事のアップロードが遅くなるかもしれません。
    でもできるだけ一日一本をめざしてがんばります。

House pictures 005
その当時住んでいた賃貸の家


*コメントを書き込んで下さる方は下の"COMMENT"をクリックして下さい。

にほんブログ村 家族ブログ 養子縁組へ
にほんブログ村


sidetitleプロフィールsidetitle

さわこ

Author:さわこ
在米のさわこです。売春、ドラッグ、破談などの障害を越えてようやく家へきたノッコと風太の養子縁組のお話を綴っていきます。

sidetitle最新記事sidetitle
sidetitle最新コメントsidetitle
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitleカテゴリsidetitle
sidetitleRSSリンクの表示sidetitle
sidetitle管理者ページsidetitle
sidetitle広告sidetitle
sidetitleメールフォームsidetitle

名前:
メール:
件名:
本文:

sidetitle検索フォームsidetitle
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。